ゆかさんにっき

明日からがんばろうと思ったけど明後日からで。

【ここさけネタバレ】心が叫びたい言の葉

本記事は映画「心が叫びたかってるんだ。」のネタバレ記事になります。

かなり個人的な感想だとか、いろいろあるので見苦しいと思います。

 

今後見る予定や楽しみにしてる人はそっとじしましょうね~

 

 

 

 

 

つい今さっき、ここさけのモチーフである緑の葉っぱは、言葉、言の葉からくるものであると理解しました。遅いですねぇ。

 

 

試写会でお預けを食らって約三週間

試写会ってマジで大事なシーンが始まる前で上映終わったんだな感しかなかったです。

昨日公開された特番に「映画の前半を見て」と書かれていましたが本当に前半だったんだなぁと、見てからしみじみと感じました。

 

物語の冒頭に1発大きいものをぶち込む感じ、幼いころの後悔の昇華、あの花の小ネタ。

ストーリーも画面も本当に楽しかったです。

 

 

 

見終わった私の第一声は「長井さんだなぁ」でした。

長井龍雪監督のことをよく存じ上げてるわけでは無いですが、そういった気持になりました。

 

 

ラストシーンへとつながる廃ホテルでのシーン、とても筆舌に尽くしがたいものがあります。順の元へ向かう拓実の中での葛藤まではいかないでしょうが感情の渦巻く感じ、ステンドグラスから差し込む光に照らされる、まるですべてを失った順。決してハッピーエンドにはならない、結ばれないんだろうなぁということがすぐに理解できました。でも場所は所謂ラブホテル「だった場所」。とても皮肉ってる感じが私はとても好きです。

 

 

拓実という男の子の人物像は自分の殻にこもった男子高校生、でしたが、彼は人が出来過ぎていると思いました。自分が傷つくとわかっている言葉を、目の前の自分より傷ついているであろう人に話せというのは、私の中ではとても不思議な感覚でした。それは順の頑張りに好感をもっていたから?なんとも思っていないから?近いうちにそれと近い経験をしていたのでとても共感ではないですが、そのシーンの順の気持ちはとても理解できました。

 

 

人には1次感情と2次感情があるという話をとても表現していたシーンだと思いました。確かに人を傷つける言葉も、全部自分の中にある本当の言葉や気持ちであるけれど、その汚い感情というのは1次感情があるからこそ生まれる。好きという気持ちから生まれる感情を持て余し、やり場が無くなり、どうしようもなく、怒りへとベクトルが変わってゆく。もうまったくもって高校生とかではないですが、この感じが青春というのかなぁと考えました。

 

 

そのシーンから続く、順の拓実へと向けた言葉が昇華された劇。

菜月が居る舞台へ向かう順。ラストシーンの歌詞。

ずっと涙をためながら見ていました。

 

 

これ入場者特典がこのパンフじゃない週に見る人は非常にもったいないなぁとは思いました。2つの曲が重なってるだけあって、両方とも順の大切な本当の言葉であると理解はしているのですが、それが重なっているが故に断片的に単語は聞こえるけれど歌詞としては聴きづらい。うーん。

 

 

これだけまっすぐな言葉を外に吐き出せたのはそれこそ順が今まで殆どしゃべってこなかったからなんだろうと考えました。考えて、考えて、考え抜いた結果として出てくる磨き上げられた言葉たちという印象を受けました。

 

 

母親とのシーンを劇後に描かないのは、小説等で少し触れるんでしょうか?ちょっときになる。でも和解するってことはわかりきってることだから、描かないですかね・・・。

 

 

 

 

収集つかなくなってきたし、PCのバッテリーもきれそうだ。。。

また水曜日に見る予定があるのでそれが終わったらまた書こうと思います。

小説も読まないと。